「みつろう」は、みつばちの巣(す)からとれる「ろう」のことだよ。
「みつろう」は身近なところでは、ハンドクリームやリップクリームの原料にも使われているんだ。
はちみつを作ったりするために、はちを飼っている中で、しぜんに出る巣(す)を元に作っているから、「みつろう」を取っても、はちが困ってしまうことはないよ。安心してね。
「みつろう」をとかして、布に染みこませてつくった、食品用のラップを「みつろうラップ」とよんでいるよ。
お皿にフタをしたり、野菜やくだもの、おやつをつつむこともできるよ。
ふだん使っているプラスチックのラップと違って、洗ってくり返し使うことができるんだ。
オーストラリアという国(コアラやカンガルーがいることで有名だよ)で生まれたのが、はじめだと言われているよ。
今では世界中に広まって、いろいろな場所で使われているよ。
「布でつくる みつろうラップ」どちらか
*「布地みつろうセット」
(カット済みの布地が入って手軽にできるよ!)
*「みつろう50g」
(好きな布、好きな大きさで、たくさんつくれるよ!)
古着や好きな布でつくる時は、洗ってちゃんと乾かした、きれいな布を使ってね。
×こんな布はみつろうラップに向いてないよ
※アイロンを使うので、やけどに注意して、必ず大人の人といっしょにつくってね!
机の上に、アイロン台を乗せ、その上に新聞紙4~5枚を大きく広げます。
新聞紙の上に、クッキングシートを敷き、その上に布地を乗せます。
(表裏はどちらでも大丈夫です。)
布地の上に、みつろう15g(約1回分)を広げます。
※みつろうが布地の外にたくさん溶け出さないように、布地のはしには、みつろうをあまり置かないようにしましょう。
※好きなサイズでつくる場合は、布地全体にまんべんなく広がるように、みつろうの量を調整してください。
上からクッキングシートを重ね、低温(80~120℃)のアイロンで様子を見ながら、みつろうを溶かします。布全体に染みこむように広げます。
※みつろうが染みこんでないところがあれば、残しておいたみつろうをのせて、アイロンで溶かしてください。
みつろうが溶けて、布全体に染みこんだら、上の クッキングシートをはがします。
熱が冷めるまで3分ぐらい待って、完全に冷めたら、下のクッキングシートからみつろうラップを はがして、完成です。
・はちみつアレルギーの人や、1才みまんの赤ちゃんが、さわらないようにしてください。
・使った後は、水でやさしく洗ってください。その後、干して自然に乾かしてください。
・みつろうは熱にとても弱いです。長い時間太陽の光が当たるところや、熱くなるところには 置かないでください。
※詳しくは、キットに付属している作り方レシピの「使用方法」や「注意」をお家の人に読んでもらって、必ず大人の人といっしょに使うようにしてください。
学校の自由学習や、夏休みの自由研究にもおすすめ!
「学びシート」と、それをまとめる「ワークシート」をダウンロードできるよ。
*「学びシート」…みつろうラップを作ろう&プラスチックごみの問題について考えよう!
*「ワークシート」…学んだことや、感想をまとめよう!
ノートにはったり、画用紙にはって、そのまま提出してもOK!